ZEBRA RELAY ESSAY Back Number

サヨナラ 三題  ③

さよならシリーズの最終回です。

今回は地元のプラモデル屋さんです。
生まれた時からあったプラモデル屋さんがとうとう今月いっぱいで閉店してしまいます。35歳以上のおじさんたちにとってプラモデルというのは男子の必須教養だったのではないでしょうか?
スポーツ等に目覚める前段階の年頃のころは、ビデオゲームなどなかったので男の子はプラモデルを作るのが楽しみでした。お小遣いを貰うと小銭を握りしめて一目散にプラモデル屋さんに直行したものです。そのお店がとうとうなくなってしまう。
大人になって少し小遣いに余裕ができたころにプラモデル作りを数十年ぶりに再開し始めました。子供ころは買えなかった道具も揃えて、時間の取れるときにちょこちょこと作っていた矢先のことでした。ただ、お店の雰囲気からいってこの先どうするのかな、という感じはあったのですが。ちょっとした塗料とかがなくなっちゃった時にパッと買いに行けるのはものすごく助かっていました。
さて、そういうわけで今月いっぱい在庫処分の閉店セールをやっています。だいたい定価の半額です。私もセールに参加して、大人買いしてしまいました。40年間売れなかったような外国の「スンゲー」レアアイテムもおっかなびっくりゲットしてしまいました。果たして作れるのでしょうか?
ちなみに私はガンプラの世代には微妙に引っ掛かっていないので、そういうのには目もくれず、戦闘機や戦車、軍艦を中心に買っちゃいました。

子どものころの思い出がいっぱい詰まったホビー模型さん、さようなら。いままでありがとう。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ

私のサヨナラ三題でした。     Y.F.(6/17)

 

ZEBRA RELAY ESSAY

アーカイブ

[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017]
[2016]
[2015]
[2014]
[2013]
[2012]