ZEBRA RELAY ESSAY Back Number

210分待ちって何?

昨日、行ってきました。上野東京都美術館で開催中の「伊藤若冲生誕300年展」。
明日で終わりってヤツ。この間通りかかった時に「170分待ち」って看板みて、"そんな並んでられっかよ"って思って回避行動を取ったわけですが、もう最後の日曜日ということで、開場1時間前に行ったのですが...、その段階で写真のプラカードですよ!「210分待ち」って返り討ちに遭ってんじゃん!
並んでまで観るに値すると思うんだけど、若冲!そんなにすごいんか...。モナリザよりすごいんか...。もう、諦めようかと思ったけど¥1,600の入場券買っちゃったし...。カンカン照りのなか、3時間待ちの大行列にはさすがに東京都美術館マズイと思ったか、入館までに給水所が5か所(!)ありました。さらに日傘の貸出しも巡回していました。幸い木陰が何か所かあったし、風が爽やかだったのとペットボトル持参していたし、本も持ってきていたのでなんとか我慢できました。
結局、8時半に並んで、入場できたのは12時45分でした。なんか、こんな無駄な時間過ごさなきゃなんない自分て何?日本人はもっと考えた方がいいですよ。他に大事なことありますよ。これが何かの配給だったら、並ぶのも仕方ないけれど、「絵」ですよ!「絵」!
2時間並んだとこで、¥1,600捨ててもいい、と列から離脱しようかと思ったけど、ここで帰ると返って"変人"になりそうだったからやめました。だって2時間並んでたら、話したりこそしないけれど、周りはみんな顔見知りになっちゃってますからね。
やっと館内にはってもですね、当然なんですが人がいっぱい! で、音声ガイドとか聞いてるからますます流れが悪いんですよ。みんなみんなお互い様なので、誰が悪いということもないのですが、もう、じっくり観る気力もなくなり、駆け足で回って20分くらい(!)で出てしまいました。単眼鏡まで持っていったのにね。4時間並んで20分しか観なかった...。
ちゃんと観られなかった分、図録を買おうと思ったら、「お会計20分待ちです」とかプラカード持ってて... もう、最初から最後まで待ちぼうけでした。
美術館を後にして、上野の山を下りて蓮玉庵の古式せいろで冷酒を呑もうと思ったら、ここでも並んだ上に古式せいろは売り切れでした。ああ、なんという日曜日...  Y.F.(5/23)

 

ZEBRA RELAY ESSAY

アーカイブ

[2022]
[2021]
[2020]
[2019]
[2018]
[2017]
[2016]
[2015]
[2014]
[2013]
[2012]