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世田谷ボロ市

平成29年もあと二週間を切りました。クリスマス、年賀状、年末年始の準備は怠りないでしょうか、月曜Today!です。

今年も世田谷ボロ市の季節となりました。ここのところは日の巡りが悪く、12月が金・土。1月が月・火の開催になります。別段、行く気もなかったのですが、金曜日の占いに「掘り出し物アリ」となっていたので、仕事帰りにひやかしがてら、世田谷線に乗ってボロ市に足を運びました。北風の吹く寒い平日の夜だったので人出もそれほどでもなく、のんびり回れました。
別に欲しいものはなく、いつもの骨とう品を出しているおじさんを見つけて挨拶をして肉まん買って帰ろうと思ったのですが、おじさんやっぱりススメてくるわけです。「もうね、今日寒いし、店これで締めるから安くしとくよ」とか言ってさ、後片付けしながら言ってくるわけです。まあ、馴染みだし年末の挨拶がてら、安いの一個買ってくかなと手に取って眺めていると、「ああ、これどう?源右衛門の湯呑。3千5百円。もう3千円でいいよ」とか言ってんの。木箱に入っていて白い肌がきれいな湯呑で、ちょうど自分の湯呑がなかったなと思い、「じゃあおじさん、それちょうだいよ」ということで買っちゃいました。
「おじさん、明日は来られないからよいお年をね」と言って露店を後にして、家までの道すがらアツアツの肉まんを頬張りながら帰りました。
それほど興味はなかったのですが、買ってきたばかりの湯呑を洗ってあったかい緑茶を淹れて愉しみました。なんとなく調べてみたら、ネットに同じものがありました。源右衛門窯の「染錦山水絵」というもので、1万5千円でした。お買い得だったかも。
占いは正しかった。  Y.F.(12/18)

 

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