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U14韓国遠征③


韓国では「国技はサッカー!」と、口をそろえて言うほどサッカー熱が高く、「チョギチュック」と呼ばれる早朝蹴球(草サッカー)が盛んです。特にタクシーの運転手で構成されたチームが多いそうです。この日も朝5時から試合をしていました。

育成面では少数精鋭主義で基本的にはエリート教育です。小・中・高・大と年代が上がるにつれ、サッカーができる人数が絞られていきます。基本的に韓国では選ばれた人間のみがサッカーを出来る構図となっています。また、韓国のクラブユースは、地域の名門高校をプロの傘下に置く"という方法を採っている所もあるそうです。

いよいよ成立ゼブラU14の選手として初の国際試合が行われました。
初戦は禮山中と35分×3本の試合をしました。
立ち上がりは緊張のせいか開始からパスミスが多く、ボールを繋ぐ事が出来ずリズムを作れません。奪われてからの対応が悪く、禮山中の早い攻撃に苦しみます。
パススピード、フィジカルコンタクトが一段上で、ゴール前に人数をかけてくる攻撃には迫力がありました。激しいプレッシャーに苦しみながらも、試合が進むにつれ相手のスピードにも慣れ、自分たちのリズムでサッカーを出来るようになってきました。早いボール回しにも連続してディフェンスに行け、ボールを奪ってからフィニッシュまで行ける回数も増えてきました。3本目には野口斗哉が国際試合初得点をあげましたが、結果は1-11の完敗でした。
続く二試合目は新平中の3年生と試合をしました。一試合目と同様ボールを奪ってから素早く前線に運ぶというプレーを中心としたチームでした。一試合目の反省を活かし、ディフェンス面ではカバーリングの意識が強く、また攻撃面では相手の背後に飛び出すプレーやオーバーラップなど、積極的に攻めシュートで終われる場面が何度もありました。鈴木龍之介のゴールで先制し、1本目は1-0で折り返しました。そして2本目には松本岳大のゴールで突き放すも、その後はディフェンスラインが崩れ6失点。3本目は何とか持ち直し、鈴木龍之介、野口斗哉が得点しますが、合計スコアは4-7。チャンスを活かしきれず国際試合初勝利は逃してしまいました。

夕食後は近くのスーパーに買い物に行きました。
韓国では車が右側通行の為、道路を横断するだけでも一苦労、どうしても「右見て左見て・・・」と習慣化していると全く渡れません。汗笑
これも異国の文化を学ぶ意味では良い経験だったと思います。

スーパーでは韓国版の日本製品を発見し、「パクリじゃないの!?」という笑い声が飛び交い、見慣れない韓国のお菓子や飲み物を手に取り品定めし、小さなスーパーではありましたが、各々韓国でのショッピングを楽しんでいました。ウォンの支払いに戸惑う姿は「はじめてのおつかい」を見ているようでした!笑