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12期生チェコ・ドイツ遠征記⑭『現地コーチのクリニック!!』編

第十四弾『現地コーチによるクリニック!!』です。

さて、西ベルリンの街ブラから、バスに乗ってこの日の対戦相手『Berliner』のグランドに到着です。しかし、ヨーロッパのチームはどのクラブも立派なクラブハウスとグランドがあるね・・・
グランド到着後、ロッカールームでトレーニングの準備をして、グランドに集合です。この日、クリニックを行って頂くスタッフは2名のドイツ人のコーチで、ヘルタ・ベルリンで指導をしたり、ドイツサッカー協会に入ったりしていたみたいです。トレーニングはドイツ語と英語を使いながらやっていただき、基本的に通訳はつけないで行います。
ゼブラの選手たちが来るまで、グランドでドイツのちびっ子たちのサッカーを観ていましたが、楽しそうでしたねぇ~♪

選手たちがロッカールームから出てきて、クリニックスタートです。まずは、2グループに分けて、トレーニングを行います。内容は、グループAの方が、ドリブルTr(2人1組でマーカー向かって行ってターンしてパス)・ボールキープ(5×5でボール2つ、ボールを2つ持ってる時に相手選手にボールを当てれば1点)・ポゼッション(1つのチームは相手に奪われないようにキープし、奪ったチームは今日サイドのライン突破)・パス&コントロール(三角形でボール3つでパス移動)でした。グループBの方は、フリーパス(グリット内を自由にパス。コントロールに数種類の制限をつける)・技術Tr(2人1組でパス交換からスルーパス、ターンしてボールを受けたら、出した選手はサポートに行きワンツー)・パス&コントロール(三角形で、パスしたらもう一度受けてワンツー)でした。トレーニングは時間で両方行いました。
トレーニング内容自体は日本と変わらず、シンプルで分かりやすい物でしたが、言葉が違う事でコーチとのコミュニケーションがうまく取れず、また日本人らしさ全開で、積極的に取り組む選手が少なく非常に物静かな雰囲気でトレーニングが進んで行きました・・・こう言う積極性のなさや、自分たちのテリトリーでしか自分の良さを出せない選手が、この学年には本当に多いなぁ・・・みんなやれば出来る選手が多いのにもったいなく感じてしまう・・・

トレーニングの中で、現地のコーチが口うるさく言っていたのが『球際を厳しく!!!体を強く相手にぶつけろ!!』『ボールを奪う意識を強く、ゴールを奪う意識を強く持て!!』でした。サッカーの基本的な事事かもしれませんが、日本では年代が上がるにつれてその意識が薄れてくるのかもしれませんね。もう一度そう言う意識が持てたのは子供たちにとっては大切でした。

トレーニングが終わり、コーチの方から『ドイツの育成は地域によって少し異なるかもしれません。このベルリンでは、ゴールを奪う、ゴールを守る、戦う気持ちの強さを持って、球際にこだわる事だ』と言っていました。12期生の選手には言ってきたつもりであった、球際の強さの大切さや戦う気持ちと言うのが、まだまだ足りないと感じたし、僕自身も蔑ろになっていたのではないかと思った。

さて、クリニックも終わったし、これからお昼を食べて、ゲームだぁー♪

ランチはまた、BBQをやってくれてるやないかーーーい♪♪

つづく・・・