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12期生チェコ・ドイツ遠征記おまけ①『萩原風人』編!!

海外遠征紀おまけ『萩原風人』編です!!

海外遠征を終え、時間がたった今、海外遠征を振り返り感じた事や、今自分で何を感じているのかを書きました。

今回のチェコ・ドイツ遠征に行き、たくさんの事を学ぶ事が出来ました。礼儀作法(off the pitch)・現地の方に教わった事(on the pitch)・歴史ある町で学んだ事(勉学)・など色々ありましたが、その中で僕は3つの事が非常に勉強になりました。

1つ目は、マナー(off the pitch)です。今回の遠征では、飛行機、電車、バスなどの公共機関を使用しての移動が多かったです。チームでの行動は大勢での行動になるので、1人1人が周りの人に迷惑をかけないようにする事が大切でした。飛行機の中は隣の席が知らない人だったりしたので、長い時間をお互いが気持ちよく過ごせるように気を遣いました。また、電車などでは友達とじゃれあってしまったり、大きな声で話をしてしまったり、リュックを後ろに背負ったままにしてしまい、たくさんの迷惑をかけてしまいました。
当たり前ではありますが、マナーを守る事の大切さや現地でのルールやマナーを学ぶ事の大切さを、今回の遠征での色々な場面で感じる事、学ぶ事が出来ました。

2つ目は歴史についてです。チェコのプラハもドイツのベルリンも、とても歴史のある街でした。チェコでは『プラハ城』『カレル橋』『時計台』などがあり、ドイツでは『ベルリンの壁』などがありました。特にベルリンの壁は教科書にも載っており、非常に歴史があるものです。僕はその壁を観てたくさんの事を感じました。その壁から伝わってくるものは、人々の苦しみや嬉しさなど人の感情でした。ベルリンに行くことになってから、ベルリンの壁について調べる事が出来、本当に良い機会でした。この遠征で、勉強した所に実際に行くことができ、肌で色々な事を感じ、歴史について深く考え実際に体験する事が出来て良かったです。

最後になったけれど、3つ目は一番の目的であるサッカーです。
海外の選手はみんな体が大きく、身長が高く、強かったです。その為に、ボールを受ける時の工夫が必要でした。いくつかのチームと試合を行いましたが、毎回の試合でやるべき課題が見つかり(体の使い方やボールを受けるタイミング、ボールの持ち方など)本当に勉強になりました。そして、現地指導者のクリニックでは、言語が違うためコミュニケーションを取る事が大変でした。僕は勉強していつか英語が喋れるようになりたいと改めて思いました。また、ドイツのクリニックで強く感じた事があります。それは自己主張の大切さです。僕たちは、ドイツの指導者の方に「質問がある人??」と聞かれても、誰も答える事が出来ませんでした。これは日本人の特徴だと思います。日本人は答える時に曖昧な答え方をしてしまいます。「~かも」「~かもしれない」などで「yes」「no」と言うようにはっきりと答える事が出来ません。これは、サッカーだけでなく生活面でも同じです。質問されて答えれないと言うのは良くありません。なのでもっと自分の意思を言えるようになった方が良いと思いました。これからは自分の意思を言えるように意識していきたい。

10日間に及ぶ海外遠征で学んだ事はこれだけではありませんが、本当に貴重な体験をすることが出来ました。この経験を基に、サッカーや生活の全てに生かして行きたいと思います。
日本に帰って、海外遠征を通じて学んだ前線からのプレスや、攻守の切り替えなどを徹底する努力をしています。これからもこの意識を持ち続けていき、さらに『サッカーを楽しみ、全力でやる!!』と言う事を海外のチームから学んだのでやっていきたい。

萩原 風人