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あと2話で終了!山田孝之の北区赤羽

いったい、どういう番組なのだと、いつも悩みながら観てしまうテレビ東京『山田孝之の東京都北区赤羽』。いよいよあと2話で終了です。
先週の話ではディープな演劇論にまで突入してましたね。結局、何を言っているのか分からず毎度録画しては分からなかったところを見直している始末です。「役と自分が切り離せなくなった。だから役のように死んじゃえばいいんですけど、そんなことはできないし」と山田が吐露している箇所は唸りながら見返してしまいました。
演じると言う事、役者ということは虚実の皮膜を自由に行き来できること、人のことなのですかね。番組に出てきたワークショップの子どもたちは無邪気にそこを軽々と越えられる。あるいは登場する赤羽人たちは虚実の皮膜に関係なく、冗談のような日常生活を生きている。その逞しさを見よということなのですかね。
山田孝之というプロの役者に奇天烈なド素人を配置して「演じる」意味を問うているのか!テレ東!その深謀遠慮恐るべし。

さて、写真は本文とは関係ないのですが、当初この番組の宣伝写真に使われているラーメン屋はこの店かな、とアタリをつけていたのですが、違っていました。しかし、この牡丹江は"赤羽餃子センター"、"芙蓉"と並ぶ赤羽餃子の老舗だったのです。昭和が真空パックされているようなお店たちでした。
しかし!この牡丹江もとうとう2月いっぱいで閉店してしまいました... これで3店ともなくなってしまいました(T_T) ちなみに宣伝写真のラーメン屋さんも遠からず閉めてしまうようですよ...
山田孝之もあと2話で終わりだし、春先はしばらくは抜け殻のようになってしまいそうです。  Y.F.(3/16)

 

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