[2022/03/02]
香りが教えてくれる
吐息が白くはならず寒さがふと緩む頃、渡り鳥である鴨が北に帰って行く。 それを合図に沈丁花がほころび始め、甘い香りを街中に漂わせる。 花は見ての通りそんなに派手な外見をしていない。
するとその香りに誘われるかのように桜が咲き始める。
地には沈丁花、見上げると桜のつぼみ。
香りと視覚の共演はしっかりと春を演出する。 ただ残念なことに毎年、今の季節は花粉症で鼻は利かないし涙目だ。